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好奇心が一歩ずつ
世界を前進させる。

日々積み重ねる研究の一歩。それがいつの日か世界を進める偉大な一歩になる。それぞれの専門性が刺激しあい、この場所で叡智が形になる。今日も歩みを止めることのない研究者を私たちは応援する。

募集要項

プログラム概要・趣旨

ANRIとSS-Fが共同運営する本Fellowshipは、独自のアイデアで新たな研究領域に挑む若手研究者を対象に、研究活動を加速させる資金と、分野を越えたネットワークを築く機会を提供します。

募集条件

  • ①学位に関する要件
    博士号取得者(2026年4月1日時点で博 士号取得後8年未満)
    ※産休・育休等の期間は取得後年数から差し引き可能
  • ②所属・身分
    本プログラム採択期間中、日本国内の研究機関に所属していること(研究実施も国内)
  • ③その他
    国籍不問。
    ただし、日本語での事務対応が可能であること。
    また、ビザや在留資格は応募者自身で管理できること。

採択者数

年間5名程度(予定)

支援内容

グラント(研究助成金)
の提供

1名あたり年間100万円(最長2年間で最大200万円)。研究者の研究活動そのものを支援することを目的とするため、研究費としてご使用ください。
※携帯電話・パソコン購入・学費は研究費として認められません。

メンタリング

ANRIおよびSS-Fが選定したメンター陣による定期的なメンタリングセッションを提供します。専門分野の先端研究者や産業界のプロフェッショナルからアドバイスを受けられる体制です。社会実装を視野に入れた、研究の次のステージへの伴走型サポートも行います。

ネットワーキング・各種イベントへの参加支援

採択者同士や、さまざまな領域の先端研究者との交流イベントを開催し、横断的なネットワーキングの機会を提供します。SS-Fが主催するリトリート/ GALAへご招待します(年1回)。論文執筆や研究発信を支援するSS-Fの専門プログラムへの優先参加権も提供します。

応募する

選考プロセスに
ついて

本プログラムでは、応募者の研究力だけでなく、将来性や人となりも含めて総合的に評価するため、3段階の選考プロセスを設けています。

第1次選考:
書類選考

以下の内容をもとに、研究内容の独創性と将来性を評価します。

○ これまでの科学的な貢献・実績
○ 研究内容(研究のテーマ、アプローチなど)
○ 未来に向けたビジョン

第2次選考:
動画選考

以下の内容をもとに、研究内容を伝える力、取組み姿勢などを評価します。

○ 研究プレゼンテーション(10分)
これまでの研究成果や現在進行中の研究内容について発表していただきます。

最終選考:
対面形式の面談セッション (東京で実施予定)

柔軟性、コミュニケーション力などを総合的に評価します。

○ Chalk Talk(40分)
「これから何を研究していきたいか」「どんな未来を目指しているのか」など、構想や思考の深さ・広がりを対話形式で探っていくセッション。ホワイトボードや紙に描きながら選考委員とディスカッションする形式を想定。

○ 質疑応答(20分)

スケジュール

2026 年 4 月下旬
公募開始
6 月 15 日正午
1 次審査 応募締切
7 月上旬
1 次審査 採否通知
7 月中旬
動画審査 応募締切
8 月中旬
動画審査 採否通知
8 月下旬
最終選考
9 月上旬
採否通知
10 月
採択者助成金振込 2期採択者Meet Up & 1期採択者活動報告会

応募書類

①職務経歴書(CV)

②2026年度 「一歩の冒研」 応募様式

○ 応募者基本情報
○ 研究概要
○ エッセイ「あなたの研究が描く未来」
※応募様式は以下よりダウンロードください

③推薦状(最低1通)

応募書類ダウンロード

Message

宮﨑 勇典
ANRI
General Partner
宮﨑 勇典, PhD
ANRIでは、学生の基礎科学研究を支援する「The ANRI Fellowship」を2019年より実施してまいりました。また、新たに「ANRI 人文奨学金」を発表いたしました。

私自身も、日本とアメリカの大学の両方で研究に携わるなかで、サイエンスに没頭する一方、個性豊かな友人や先輩・後輩、そして素晴らしいメンターたちとの出会いに恵まれました。そうした関係性を通じて、研究の世界が一気に広がっただけでなく、自分の人生そのものにも新たな視点と可能性が加わっていったように感じています。

多様な研究者同士の新たな接点を生み出せないか —— そんな想いを抱いていた折に、SS-Fさんとの出会いがあり、この Fellowshipの構想が動き始めました。昨年「Nova Science Fellowship」として第一期を試験的に開始した本グラントですが、今年から「一歩の冒研 Science Fellowship」へとリブランディングし、本格始動する運びとなりました。引き続き若手研究者の皆さまとともに歩んでいけることを、大変嬉しく思っています。若手研究者がより自由に、そして大胆に羽ばたいていけるよう、これからもプログラムをともに作り上げていければと願っております。
菅口 穂高
Stellar Science Foundation
共同創業者
菅口 穂高
私たち SS-F はこれまで、さまざまな分野で活躍するトップ研究者のコミュニティを築き、対話と共創を通じて、新しい知の広がりを支えてきました。なぜなら、科学のポテンシャルを最大化し、その力を社会に届けるためには、研究者が専門領域の枠を越えて、多様な視点とつながる環境が不可欠と考えているからです。

このたび、ANRI さんとともに立ち上げた「一歩の冒研」プログラムは、そうした私たちの活動をさらに推し進め、次世代の研究者たちが早い段階から社会と接続し、実践的な視点を持って歩み出すための新たな挑戦です。

これまでも様々な形で、未来を担う若手を支援してきた ANRI さんとご一緒し、若手研究者が自身の探究を深めながら、多様な仲間や価値観に触れ、社会との接点を築くお手伝いができることを心より楽しみにしております。同時に、"People-Centric" な研究の土壌を、このプログラムを通じて育んでいきたいと考えています。

求める人物像

本プログラムでは、ANRI が掲げる「圧倒的未来」のビジョンと、SS-F が大切にしている優れた研究者としての資質「Stellarness(ステラネス)」を軸に、候補者の方の研究の可能性や人となりを多面的に評価します。

具体的には、特に以下の 3 つの観点を重視して選考を行います。

* 「Stellarness」とは、優れた研究力だけでなく、創造的な視点や、他者と協働する姿勢、そして人を引きつけるような存在感を持ち合わせた研究者に共通する資質を表す言葉です。

① 研究の将来性と独創性

○ ライフサイエンス分野を中心に、応用・基礎を問わず、未来の科学を形づくる可能性を秘めたテーマに取り組む方

○ 分野の枠にとらわれず、学際的・異分野的な発想を柔軟に取り入れられる方

○ 現実社会へのインパクトと同時に、知的好奇心に根ざした探究を行っている方

② 思考の独立性と挑戦する意志

○ 自身の着想をもとに研究テーマを立て、自律的に研究を進められる方

○ 指導者や環境に頼りすぎず、困難にぶつかっても自分で考えて前に進める方

○ 未知の領域に対しても臆せず挑み続けようとする姿勢を持っている方

③ 多様な人材と共創する姿勢

○ 異分野の研究者や国内外の仲間と交流し、新しいコラボレーションのきっかけを生み出したいと思っている方

○ 自分の研究だけに閉じず、他の研究者や社会との関係性にも目を向けている方

Pioneers

一期生

  • 深層学習と計測技術の
    融合による超高速
    単一分子計測基盤の構築

    東京大学
    先端科学技術研究センター
    生命情報計測光学分野
    太田研究室

    私にとって研究とは、世界の新しい語り方を探す営みです。仲間と議論を重ねながら、世界をより正確に書き下し、理解に近づいていく。その過程がたまりません。

    現在は、分子が放つ一瞬の光を切り取る研究に取り組んでいます。分子の光はきわめて弱く、分子の光に加えてノイズの振る舞いまで理解しなければ、その存在を十分に見つけ出すことはできません。情報学的な観点から信号やノイズの振る舞いを記述し、分子の光を追い求めています。

    岩本 侑一郎

  • ヒト免疫複合オルガノイドが拓く次世代の創薬基盤・個別化医療

    大阪大学大学院
    医学系研究科器官
    システム創生学(武部研究室)、
    呼吸器・免疫内科学(熊ノ郷教授)

    iPS細胞の発見から20周年を迎えた今、各臓器のオルガノイドが出揃いつつある一方で、多くの疾患に広く関与する免疫系と臓器のクロストークをモデル化する系は、まだ十分に確立されていません。免疫複合オルガノイドは、この未開拓領域を切り拓き、ヒト疾患モデル・創薬基盤・個別化医療に資するポテンシャルを秘めたnext frontierだと考えています。少しでも未来の医療に貢献できることを夢見て、挑戦を続けています。

    岡本 雅志

  • ヒト胚発生における若返りプログラム解明

    理化学研究所
    開拓研究拠点
    齋藤生命現象エンジニアリング
    ECL研究チーム

    ヒトは発生の過程で一度、生物学的な「若返り」を経験します。この精巧なプログラムに魅了され、その分子基盤の解明に取り組んでいます。老化が不可逆に見える中で、なぜ時計を巻き戻せるのか。本フェローシップでは、この問いを携えながら異分野の研究者と交流する中で、計算科学など自分一人では辿り着けない視点に触れ、研究の広がりを実感しています。分野を越えた対話を大切に、これからも問いに挑み続けたいです。

    笠原 朋子

  • 幹細胞のエクソソームに含まれる環状RNAの特定と機能解明

    京都大学
    iPS細胞研究所
    高橋和利研究室

    細胞はエクソソームなどを利用して、日々緻密なコミュニケーションを取っています。私は、そうした細胞間コミュニケーションにおいて重要な役割を担う分子である環状RNAの機能解明に取り組んでいます。細胞同士が交わしている「会話」の内容を少しでも理解することで、細胞状態の把握や新たな治療法の開発につながると考えています。いつか細胞間の「会話」を自由に操作できる未来を目指して、研究に没頭しています。

    Ni Lu

  • 生物の形態形成を駆動している力学原理

    九州大学大学院
    医学研究院
    系統解剖学分野

    生物の形態形成は、細胞が集団で協調し、多様で複雑な形をダイナミックにつくりあげる過程です。私は、この過程が力学や単純なルールでどこまで説明できるのかに興味を持ち、実験と計算を組み合わせて研究しています。最近は、人との出会いで研究が予期せぬ方向へ進むことが楽しいです。本フェローシップでも研究の幅を広げる貴重な出会いがありました。「おもしろい研究」のため、これからも楽しんで精進していきます。

    松田 佳祐

FAQ

応募について

Q1. 誰が応募できますか?
A1. 日本国内外の大学・研究機関に所属する、博士の学位取得後8年未満(博士の学位未取得の場合は学士の学位取得後13年未満。いずれの場合も産休・育休の期間を除く。)の若手研究者(大学院生を含む。)を対象とします。

Q2. 研究分野に制限はありますか?
A2. ライフサイエンス分野の研究を対象としています。ただし、物理・化学・工学分野との学際研究も応募可能です。

Q3. 応募時点で博士課程に在籍していないといけませんか?
A3. いいえ。博士号取得後8年未満の研究者が対象です。

Q4. 海外の大学・研究機関に所属していますが、応募できますか?
A4. 可能です。ただし、プログラム採択期間中、日本国内で研究を実施する予定があることが条件となります。

Q5. 他の助成金や奨学金との併用は可能ですか?
A5. はい、可能です。ただし、本グラントとの重複した研究費の使用がないよう調整が必要です。

応募プロセスについて

Q6. 応募書類はどの言語で提出できますか?
A6. 応募書類は日本語または英語で提出可能です。

Q7. 応募様式に枚数制限はありますか?
A7. 特に制限はありません。研究課題名および、研究の概要について目的や背景を踏まえて具体的かつ明確に記載してください。

Q8. 推薦状は必要ですか?
A8. 最低1通の推薦状をご提出ください。

選考・採択について

Q9. どのような基準で選考されますか?
A9. 研究の独創性や将来性だけでなく、挑戦する姿勢や多様な人材と共創する姿勢など研究者の方の人となりも含めて総合的に評価します。

Q10. 面接審査はどのように行われますか?
A10. 一次審査(書類審査)・二次審査(動画審査)通過者に対し、ANRIオフィスにて対面での面接を行います。面接の詳細につきましては、二次審査通過者にご連絡致します。

Q11. 採択結果はいつどのように通知されますか?
A11. 採択結果はメールにて通知し、最終採択者につきましては、ウェブサイトでも発表予定です。

支援内容について

Q12. 研究費はどのように使えますか?
A12. 本グラントは、研究者の研究自体を支援することを目的とするため、研究に関わる費用としてご使用ください。(※携帯電話、パソコン購入、学費は研究費として認めておりません)

Q13. 研究費はどのように支給されますか?
A13. 年度ごとに100万円を最大2年間支給します。詳細な支給方法は採択後に案内します。

Q14. 採択後の報告義務はありますか?
A14. 年度末に研究成果の報告書を提出していただきます。また、成果発表会に参加いただく場合があります。

Q15. 採択後に研究テーマを変更することは可能ですか?
A15. 原則として、応募時の研究計画をもとに研究を進めていただきます。ただし、やむを得ない事情がある場合は事務局にご相談ください。

その他

Q16. 応募前に事務局へ相談できますか?
A16. はい。こちらのお問い合わせアドレス(nsf@anri.vc)よりご質問ください。ただし、個別の応募書類に関するアドバイスはできませんので、ご了承ください。

Q17. グラントのロゴを研究発表や学会発表に使用しても良いですか?
A17. 可能です。採択者には公式ロゴデータを提供しますので、適切な場面でご利用ください。

Q18. ウェブサイトに掲載されている過去の採択者に連絡を取ることはできますか?
A18. 直接の連絡先は公開していませんが、事務局を通じて交流の機会を設けることが可能です。

Q19. 次年度以降の公募予定を知りたいのですが?
A19. 次回公募のスケジュールは決定次第、ウェブサイトでお知らせします。最新情報をご確認ください。

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